スプリントにおける腕振りの役割
こんにちは。
400MHコーチの
古山です。
皆さん、走る時に、
「腕、意識していますか??」
実は、走りにおける「腕」の役割は重要です。
今回は、
「速くなる腕の使い方」
これを再確認していきます!
「なぜ、走る時に腕を振るのか。」
この疑問の回答は大きく2つです。
①バランスをとるため
②地面への圧力を大きくするため
それぞれ詳しく見ていきます。
①バランスをとるため
1度腕を後ろに組んで走ってみて下さい。
身体が横にブレて全然前に
進まないことが実感できると思います。
この体のブレを抑えるのが
腕の振りなのです!
②地面への圧力を大きくするため
こちらが、
あまり意識されていませんが、
「非常に重要な要素です!」
スプリントの前提を確認します!
速く走るための原動力は、
「地面に与える圧力の反発」の
役割が大きいのでしたね。
自宅の体重計に乗って
腕を振ってみてください!
腕を振っている時、
体重が増えていませんか!?
これは、地面に与える圧力が
大きくなっているからなのです!
ですから、
より効率的に地面に圧力を加えて、
前に進む原動力にするために、
意識的に腕を振る必要があります!!
「ではどのように腕を振ればいいのか!」
ポイントは、以下の2点です。
(1)「肩甲骨を使う意識を持つ」
「腕を振る」という文字通りに、
腕だけを振ってしまう方も多いですが、
実は肩甲骨が非常に重要な役割を持ちます。
肩甲骨が、腕振りにおける
「振り子の中心」になることで、
末端の腕の動きをスムーズにし、
腕の振りの質を大きく向上します!!
(2)「肩と腕の位置を反対にする」
肩甲骨を使うためのポイントは、
肩の頂点と腕や肘を
反対の位置に置くイメージ
を持って腕を振ることです。
こうすることで、
自然と肩甲骨を使って
腕を振ることが出来ます!!
腕を振るということは、
毎日の練習で必ず行うことなので、
常に意識を持って取り組むことで、
ライバルと大きな差をつけることが出来ます!
ですから、
今日の練習から
(1)「肩甲骨を使う意識を持つ」
(2)「肩と腕の位置を反対にする」
これら2点のポイントを
自分のフォームの中に
意識的に落とし込んで、
毎日の練習に取り組み、
目標を達成しましょう!!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。