パフォーマンスが変わる食事 試合直前編
こんにちは。
400MHコーチの
古山です。
「食事が重要」
ということは、
前回の試合当日編で述べた通りですが、
実は、試合の直前数日間の食事は
段違いに大切なのです!!
皆さんは、
「ローディング」
という言葉をご存知ですか??
これは、
「筋肉や肝臓にエネルギー源を溜める食事法」
で多くのアスリートが実践しています。
ローディングは、
「マラソンなどの長距離の選手だけ
必要じゃないか」
と思われがちですが、
ロングスプリントにおいても、
「非常に効果的」です!!
それはなぜか!
これをエネルギー利用の仕組み
から紐解いていきます。
ロングスプリントにおけるエネルギーは、
筋肉や肝臓にあるグリコーゲン(糖質)
を分解するときに生まれます。
通常時、
筋肉が蓄えるグリコーゲンは少量です。
分解するグリコーゲン量が少ないと、
それだけエネルギーが出ません、、!
ですから、
エネルギーの源である
グリコーゲンを増やすため、
「 ローディング」は重要であると言えます。
また、予選、準決勝、決勝と
ラウンドを勝ち上がっていくと、
当然それだけエネルギー消費が多くなります。
これに加えて、
レースに向けたウォーミングアップや
リレーへの参加など、
大会中は膨大なエネルギーを要します。
そのため、特に、
勝ち進んで行きたい方、
リレーでも最高のパフォーマンスをしたい方は
「ローディング」
を積極的に取り組む必要があります!
では、どうしたらいいのか。
方法はとても簡単です!
大会前の3日間は、
普段のバランスのとれた食事から
乳製品や野菜の部分を減らして
代わりに炭水化物(糖質)を増やします。
私は現役時代、
お米を食べたあと好物のうどんを食べて
体内のグリコーゲン量を上げていました。
しかし、ローディング中は
野菜を取らない分、ビタミンが不足します。
そこでおすすめなのが、
「果物」
特に甘酸っぱい果物は
「糖質」と「ビタミンC」の両方を
豊富に含んでいるため、
コンディショニングに最適な食材です!
私は、大会の前、当日ともに
オレンジジュースをよく飲んでいました。
皆さんもぜひ、
・大会3日前から糖質の量を多く摂る
・果物をいつもより食べる
これらを実践して、
自分のコンディションを最大限高め、
目標を達成しましょう!!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。